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宿命に誘われ出逢った二人の少女、〝送り人〟アハルと〝屠り人〟シエン。お互いの信念のもと、精霊に向き合う二人の前に〝角人〟と呼ばれる戦闘種族の姉妹が現れた。囚われの姉を助けるべく、命じられるがままシエンに襲撃を掛ける妹・トレゾアだったが、精霊を傀儡とする〝禁忌の秘術〟が掛けられていて――…。百年戦争で失われたはずの秘術が再び使用され、精霊が私利私欲のために利用されている事態にアハルの静かな怒りが沸点を超える。訪れたはずの平和な世界で、役目を終えたはずの〝精霊〟。だが、それを許さぬ策謀が二人の少女へと躙り寄る。
精霊の〝送り人〟として旅するアハルは、エルフ族最後の生き残りの少女だった。〝屠り人〟シエンは「二十歳になったら死ぬ」というホオヅキの血族に掛けられた呪いを解く為、呪いの元凶である精霊を捜していた。出会った二人は意気投合、協力して精霊が絡んだ事件を次々に解決するが――…。一方、シャマール皇国の軍が大精霊を捜索、それを〝送り還した〟存在を察知する。歴史の表舞台から葬られた〝精霊〟を巡り、大いなる野望が動き出す。
エルフ族最後の生き残りの少女・アハル。文明が発展し“精霊”の存在が忘れ去られていく世界で彼女は精霊たちを"送り還す"旅をしていた。一方“精霊”を滅ぼすため暗躍する一族がいた。その生き残りで精霊を"屠る"ことに命を懸けている少女・シエン。アハルとシエン――二人の少女は出会ってしまった。幸せなる偶然か、苛烈なる必然によって。